全国の児童相談所の新設構想・計画
児童相談所は、児童に関するさまざまな相談に応じ、児童や家庭に最も適した援助や助言を行う機関です。
これまで全国の都道府県や政令指定都市に設置が義務付けられてきましたが、平成16年の児童福祉法改正で 中核市を念頭に政令で指定された市にも児童相談所が設置できるようになりました。
同様に平成28年の児童福祉法改正では、さらに特別区にも児童相談所の設置が認められました。
このようなことから、近年では次のように児童相談所を独自に設置しようとする市や特別区が現れてきています。
また、管内の児童虐待などの取扱事例の増加や施設の狭隘化を受けて、あるいはこども家庭センターなどの 関係機関との一体整備を通じた機能拡充を目指して、既存の児童相談所についても移転・新築や支所設置で対応しようとする動きがあります。
※ あくまでも構想や計画段階のものですので、設置時期や仕様等が後から変更される可能性があります。
(仮称)第二児童相談所[札幌市]
概要
(仮称)第二児童相談所の新設
所在:札幌市白石区本郷通3丁目北(水道局白石庁舎跡地)/敷地面積:2,674.10平方メートル/延床面積:3,963.33平方メートル/構造:RC(鉄筋コンクリート)造・地上4階建/管轄区:白石区・厚別区・豊平区・清田区
設置主体
札幌市
設置時期
令和7年度中
情報の出所
宇都宮市児童相談所[宇都宮市]
概要
宇都宮市児童相談所の新設
令和6年6月目処に基本方針策定
設置主体
宇都宮市
設置時期
未定
情報の出所
高崎市児童相談所[高崎市]
概要
場所:問屋町4丁目(問屋町運動公園)/敷地面積:約8,000平方メートル/延床面積:3,833.53平方メートル/規模:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造2階建
設置主体
高崎市
設置時期
令和7年秋
情報の出所
埼玉県朝霞児童相談所(仮称)[埼玉県]
概要
埼玉県朝霞児童相談所(仮称)の新設
住所:朝霞市青葉台1丁目地内(現障害者支援施設あさか向陽園グラウンド、東武東上線朝霞駅から約1.2キロメートル)/敷地面積:4,367平方メートル/延べ面積:4,021平方メートル/一時保護所付設/所管区域:朝霞市・志木市・和光市・新座市(現所沢児相所管)・富士見市・ふじみ野市・三芳町(現川越児相所管)の6市1町
設置主体
埼玉県
設置時期
令和7年度
情報の出所
船橋市児童相談所[船橋市]
概要
船橋市児童相談所の新設
建設地:船橋市若松二丁目1番16/敷地面積:3,086.21平方メートル/構造:鉄筋コンクリート造、地上3階/延べ面積:3,650平方メートル/一時保護所付設
設置主体
船橋市
設置時期
令和8年4月
情報の出所
(仮称)印旛児童相談所[千葉県]
概要
印旛郡市を管轄する(仮称)印旛児童相談所の新設整備
建設予定地:印西市牧の原/交通:北総線印西牧の原駅から約700メートル(徒歩10分)/延床面積:約4,850平方メートル/一時保護児童定員:34名/管轄区域:成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、酒々井町、栄町
設置主体
千葉県
設置時期
令和8年度中
情報の出所
(仮称)東葛飾児童相談所[千葉県]
概要
松戸市・鎌ケ谷市を管轄する(仮称)東葛飾児童相談所の新設整備
建設予定地:松戸市高塚新田/交通:JR武蔵野線・北総線東松戸駅から約1.2キロメートル(バス6分、下車後徒歩6分)/延床面積:約5,000平方メートル/一時保護児童定員:34名/管轄区域:松戸市、鎌ケ谷市
設置主体
千葉県
設置時期
令和8年度中
情報の出所
(仮称)柏市子ども・若者総合支援センター[柏市]
概要
(仮称)柏市子ども・若者総合支援センターの新設
場所:千葉県柏市十余二313-92(現青少年センターを建替え)/敷地面積:19,399.93平方メートル/建築面積:4,300平方メートル/延床面積:7,120平方メートル/規模:地上3階建て/児童相談所のほか妊娠子育て相談センター・はぐはぐひろば・総合相談窓口・中高生世代の居場所・若者の相談居場所の複合施設
設置主体
柏市
設置時期
令和8年度
情報の出所
(仮称)柏市子ども・若者総合支援センター(児童相談所機能含む)
柏児童相談所[千葉県]
概要
柏児童相談所の建替え
建設予定地:柏市柏の葉(さわやかちば県民プラザ敷地、県有地、面積約7,000平方メートル)/交通:JR常磐線・東武アーバンパークライン柏駅からバス20分、下車後徒歩1分、またはつくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅からバス15分、下車後徒歩1分/延床面積:約5,000平方メートル/一時保護児童定員:34名/管轄見直し:3市(48万人)
設置主体
千葉県
設置時期
令和9年度
情報の出所
銚子児童相談所[千葉県]
概要
銚子児童相談所の建替え
建設予定地:銚子市南小川町(旧銚子市学校給食センター第一共同調理場敷地、市有地、面積約5,000平方メートル)/交通:JR総武本線・成田線銚子駅から徒歩20分/延床面積:約3,600平方メートル/一時保護児童定員:27名
設置主体
千葉県
設置時期
令和9年度
情報の出所
東部児童相談所[千葉市]
概要
東部児童相談所の新設
場所:千葉市中央区末広3丁目19-8の市有地/敷地面積:約15,800平方メートル/あわせて養護教育センター・発達障害者支援センター・こども発達相談室の3施設を集約、高齢者支援施設・児童支援施設などの機能も検討/令和6年度基本計画策定
設置主体
千葉市
設置時期
令和11年度
情報の出所
東京都練馬児童相談所(仮称) [東京都]
概要
東京都練馬児童相談所(仮称) の新設
設置場所:練馬区豊玉北5-28-3(練馬区立子ども家庭支援センターと同一施設内)/建物概要:鉄筋コンクリート造、地上3階建/全体面積:約1,340平方メートル
設置主体
東京都
設置時期
情報の出所
町田児童相談所(仮称)[東京都]
概要
町田児童相談所(仮称)の新設整備
仮設:町田市山崎一丁目2-17に既存建物(町田の丘学園山崎校舎)を一部改修し設置/本設:町田市木曽東三丁目1-3、「町田市(仮称)子ども・子育てサポート等複合施設整備基本計画」で整備される複合施設内に設置、令和11年度に仮設施設から移転
設置主体
東京都
設置時期
仮設:令和7年度/本設:令和11年度
情報の出所
多摩中部児童相談所(仮称)[東京都]
概要
多摩中部児童相談所(仮称)の新設
武蔵野市西久保三丁目1-22、多摩府中保健所武蔵野三鷹地域センターの一部を改修し保健所施設と併設で設置
設置主体
東京都
設置時期
令和11年度
情報の出所
西多摩児童相談所(仮称)[東京都]
概要
西多摩児童相談所(仮称)の新設
福生市熊川722-1(都有地)
設置主体
東京都
設置時期
令和13年度
情報の出所
江東区児童相談所[江東区]
概要
江東区児童相談所の新設
令和5年10月に「江東区児童相談所基本構想」を策定
設置主体
江東区
設置時期
令和7年度以降
情報の出所
品川区立児童相談所[品川区]
概要
品川区立児童相談所の新設
設置場所:品川区北品川三丁目10番9号/敷地面積:1,444.32平方メートル/規模:地上6階(塔屋あり・地下なし)/建物高さ:28.50メートル/建築面積:736.35平方メートル/延床面積:4,117.03平方メートル
設置主体
品川区
設置時期
令和6年10月
情報の出所
(仮称)文京区児童相談所[文京区]
概要
(仮称)文京区児童相談所の新設
所在地:文京区小石川三丁目14番/敷地面積:1,226.55平方メートル/延床面積:2,330平方メートル程度/階数:地上3階・地下1階/一時保護所併設
設置主体
文京区
設置時期
令和7年度
情報の出所
杉並区児童相談所[杉並区]
概要
杉並区児童相談所の新設
開設場所:阿佐谷南一丁目14番8号(杉並子ども家庭支援センターの既存施設を解体し児童相談所を新設)/敷地面積:964.34平方メートル/延床面積:約3,000平方メートル/規模:地上6階、地下1階
設置主体
杉並区
設置時期
令和8年11月
情報の出所
北区児童相談所[北区]
概要
北区児童相談所等複合施設の新設
児童相談所・一時保護所の整備に併せて教育総合相談センター、児童発達支援センター等を複合化する/設置場所:東京都北区赤羽台1-1-13(旧赤羽台東小学校跡地)/敷地面積:約5,000平方メートル/延べ面積:約6,800平方メートル/規模:地上4階建て
設置主体
北区
設置時期
児童相談所を除く複合施設の運営開始は令和8年12月、児童相談所の開設は令和9年2月
情報の出所
(仮称)大田区子ども家庭総合支援センター[大田区]
概要
(仮称)大田区子ども家庭総合支援センターの新設
区立児童相談所(一時保護所含む)・子ども家庭支援センターの機能を備える/建設地:大田区大森西二丁目3番
設置主体
大田区
設置時期
令和8年度中
情報の出所
南部児童相談所[横浜市]
概要
南部児童相談所の移転新設/場所:港南区
設置主体
横浜市
設置時期
令和6年7月16日移転決定
情報の出所
「横浜市南部児童相談所」は7月16日に港南区へ移転します[pdfファイル]
(仮称)東部児童相談所[横浜市]
概要
(仮称)東部児童相談所の新設
令和6年度に(仮称)東部児童相談所:実施設計、工事着工/場所:鶴見区生麦/開所までの間は初動対応の強化を図るため市内東部方面に中央児童相談所のサテライト拠点を新設
設置主体
横浜市
設置時期
令和8年4月
情報の出所
富山児童相談所育成総合支援センター(仮称)[富山県]
概要
富山児童相談所育成総合支援センター(仮称)の整備
既存の富山児童相談所の老朽化・狭隘化等の課題を解消するため新たに2つの拠点施設を整備するうちの1つ/場所:富山市新富町地内(富山ステーションフロントCiCビル内の5階部分)/子どもに関する相談(ひきこもり相談、不登校相談、いじめ相談、発達相談、非行・ぐ犯相談、養育不安相談)などに幅広く対応
設置主体
富山県
設置時期
令和7年度まで
情報の出所
富山児童相談所養育・援助センター(仮称)[富山県]
概要
富山児童相談所養育・援助センター(仮称)の整備
既存の富山児童相談所の老朽化・狭隘化等の課題を解消するため新たに2つの拠点施設を整備するうちの1つ/場所:富山市下飯野地内(富山県リハビリテーション病院・こども支援センター隣接地)/子どもの一時保護・療育手帳の発行に係る判定業務・入所施設及び里親への相談支援ほかを担当
設置主体
富山県
設置時期
令和8年度
情報の出所
中央こども相談センター[大阪市]
概要
中央こども相談センターの建替え
中央区森ノ宮にある現中央こども相談センターを浪速区浪速東1丁目に建替え移転
設置主体
大阪市
設置時期
令和7年3月末
情報の出所
4か所目の児童相談所[大阪市]
概要
4か所目の児童相談所の設置
大阪市域の東部方面を管轄/候補地:鶴見区今津南1丁目3-11/敷地面積:2,376.43平方メートル
設置主体
大阪市
設置時期
令和8年度
情報の出所
豊中市児童相談所[豊中市]
概要
豊中市児童相談所の新設
場所:豊中市岡上の町2丁目1番15号/豊中市すこやかプラザを大規模改修して2階部分に整備/令和5年(仮称)児童相談所整備工事の工事請負契約締結
設置主体
豊中市
設置時期
令和7年4月
情報の出所
東大阪市児童相談所[東大阪市]
概要
東大阪市児童相談所の新設
設置場所:東部地域仮設庁舎敷地(東大阪市南四条町1-1)/敷地面積:3,706.46平方メートル/想定延床面積:約7,500平方メートル/児童相談所・子ども家庭総合支援拠点(こども家庭センター)等の複合施設/一時保護所付設
設置主体
東大阪市
設置時期
令和10年4月
情報の出所
(仮称)尼崎市こども家庭センター[尼崎市]
概要
(仮称)尼崎市こども家庭センターの新設
整備予定地:あまがさき・ひと咲きプラザ(尼崎市若王寺)の敷地内/施設規模:共有エリア約100平方メートル・児童相談所エリア約1,000平方メートル・いくしあ(子どもの育ち支援センター)約2,000平方メートル・一時保護所エリア約1,500平方メートル
設置主体
尼崎市
設置時期
令和8年度中
情報の出所
西部こども家庭センター東広島支所[広島県]
概要
西部こども家庭センター東広島支所の新設
所管区域:竹原市、東広島市、大崎上島町/相談者の利便性を考慮し、安芸高田市を北部こども家庭センターの所管区域に変更/場所:東広島市八本松町米満198-1(旧広島県立障害者療育支援センター「わかば療育園」)
設置主体
広島県
設置時期
令和7年4月(安芸高田市の所管区域の変更は令和6年4月 )
情報の出所
東部こども家庭センター三原支所[広島県]
概要
東部こども家庭センター三原支所の新設
所管区域:三原市、尾道市、世羅町/場所:三原市円一町二丁目4-1(広島県東部建設事務所三原支所庁舎)
設置主体
広島県
設置時期
令和7年4月
情報の出所
宮崎市児童相談所[宮崎市]
概要
令和6年3月「宮崎市における児童相談所設置のあり方に関する報告書」提出
設置主体
宮崎市
設置時期
令和10年度以降
情報の出所
鹿児島市児童相談所[鹿児島市]
概要
鹿児島市児童相談所の新設
整備予定地:県農業試験場跡地(鹿児島市西谷山2丁目)31-2街区の一部/敷地面積:約6,600平方メートル/延床面積:4,500平方メートル/一時保護所付設
設置主体
鹿児島市
設置時期
未定